

美しく愛らしく彩る
日本の伝統文様はかつて、着物や器はもちろん、襖や欄間、生活の様々なところに施されていました。それらは先祖たちの生活の願いや美意識が込められて、今日まで伝えられてきました。伝統文様は今日でも、実に魅力的に私たちの目に映ります。
そのような日本の文様を明るく可愛らしく空間を彩る絨毯に織り込みました。「かはゆし」は愛すべき文様たちが織りなす私たち日本人のこころです。 歴史ある本物の「文様」を日々の生活の中でお楽しみくださいませ。

FEATURE1
四川省閬中(ろうちゅう)市にある四川銀河地毯有限公司。1977年の創立以来シルク製手織り絨毯を製作し続け、その技術と品質管理において高いレベルを誇ります。

FEATURE2
中国東北部・遼寧省の山繭シルクを使用。コシが強くしっかりとした糸質は、使い心地と優美な図案の表現において、手織り絨毯に最適の素材といえます。

FEATURE3
糸の染色から工房内で行っています。作家の思いを込めた手描き図案の繊細で鮮やかな色合いを見事に再現しました。

FEATURE4
通常より細かい織りで、手描き図案ならではの線の強弱や揺らぎをあえて表現しています。温かみのある味わい深い風合いに仕上げました。
四季を楽しむ日本人は、季節を彩る花々を願いや思いを込めた文様としても愛しました。日本伝統の花文様である梅・桜・菊などをモチーフに現代風に構成しています。
瑞雲とは幸せの予兆として現れる雲でアジアで古来より愛されてきた文様です。正倉院の宝物の中にも数多く見ることができます。
私たちの先祖は霞という形の定まらない自然現象をこのようなユニークな文様とし、愛しました。源氏物語など大和絵の絵巻物にも多く描かれ、雅な文様といえます。
流れる水を文様としたものですが、「生命の営み」も同時に表現しています。琳派の時代に大きく発展し多く描かれるようになりました。
おだやかな山の峰が重なっている文様です。優美でありながらユーモラスな形は平安貴族や琳派の作家たちに愛されました。

川尻 潤 Jun Kawajiri
美術家・陶芸家。加賀前田藩御用窯の窯主を祖に持ち、京都清水焼窯元としては四代をかぞえる。東京藝術大学デザイン科を卒業後、同大学修士課程・博士課程を修了。「歪み」「雅な装飾性」「多様な文様」など日本美術のみに見られる特殊性をテーマとしたオブジェやアートとしての器を制作。近年は、極彩色・金・プラチナなどを多用した煌びやかな作品を国内外で発表し、数々の賞を受賞。陶芸のほか日本美術をテーマとした執筆や講演でも活躍。