ニヤローランは、昔ながらの製法にこだわり、
人の手と道具、天然素材により作られています。
上質な手作りだけが持つ、真の美しさと豊かな風合いをお届けします。
手織り絨毯において長い歴史と高い技術を誇る中国で、明・清朝時代に確立された、世界最高ともいえる伝統的な絨毯の製法を甦らせた工房があります。日本の伝統美を追求したデザインは、その工房で絨毯となり息吹きます。
中国の伝統的製法と日本の伝統的意匠。ニヤローランは、悠久の歴史が織り込まれた絨毯です。
和魂漢才とは、菅原道真の『菅家遺誡』に登場する言葉で、日本の精神と中国伝来の学識を併せ持つことです。
FEATURE1
ニヤローランの素材は、絨毯に最適な中国寧夏産の中でも上質の「秋ウール」のみ。温暖な春夏を過ごし、黄河流域の栄養に富んだ牧草を食べて育った羊は、毛先まで艶やかで弾力に富んだ最高の素材となります。中国で最高と謳われるこの地域のウールを、ベストの状態で刈り取ったものだけがニヤローランの原料となります。
FEATURE2
上質な羊毛は、紡績機械を使わず、人の指先の感覚で一本ずつ丁寧に紡がれます。手紡ぎされたウールは太さに微妙な違いが生じ、染色し織りあげられると自然なグラデーションが描かれます。
これを“アブラッシュ”といい、歳月を経るごとに自然の妙味が深まります。手紡ぎ糸だから得られる特殊な風合いです。
FEATURE3
ニヤローランでは天然の藍を、35℃前後に保たれた蔵で醗酵させ、濃淡11種類の藍色を染めあげます。天然藍は、時間とともに青みを増し、染めを繰り返すほどに深みを増します。 藍以外の色は、胡桃やアカシヤ、ウコン、茜、石榴(ザクロ)、大黄などの天然染料による「草木染め」で色付けられます。山や木や大地と同じ自然の色もまた、ニヤローランに欠かせない色となります。
FEATURE4
文様ひとつひとつにも歴史と意味の深みがある日本古来の伝統意匠を現代風に洗練。日本人の心の奥底に流れている繊細でおくゆかしき美意識を織り込みました。 実際にお使いいただければ、和・洋を問わず、どんなインテリアにもしっくりと調和し、落ち着きと趣を添えることを実感していただけるでしょう。